マッサージベッドがきしむ(軋む)・音がする場合の対処法

いつもラベンダーヒルからお買上のマッサージベッドをご利用いただき、誠にありがとうございます。

最近お客様から寄せられましたマッサージベッドに関するトラブルシューティングをご案内いたします。

トリートメントベッドの中央付近から軋む音がする! 蝶番の所からキィキィ音がする! 故障したのかな?!
と言うお客様がいらっしゃいました。

お使いいただいているマッサージベッドの構造やメーカーなどにもよりますが、ノマドのマッサージベッドは何年お使いいただいても軋みません。

しかし木から軋み音がする…なぜかと言いますと、蝶つがいは木にピッタリ接していますので、蝶つがいの金属と金属がこすれると、
振動が木に伝わり、木から軋み音がするのです。

軋み音がする場合は、簡単に解決できます。

その前に、

① 高さ調節のネジの部の緩みがないか

② 脚の一番下の脚ゴムやプラスティックパーツが劣化して割れたりしてないか   を確認して下さい。

上の①と②を確認して問題がなければ、下の通りお試し下さい。

用意するもの:下の写真左から、市販の潤滑スプレー(KURE556など)、オイルマッサージをされる方が使うベースオイル、ミシン油などから一つ。(ベースオイルを使う場合は可能な限り粘度の低いものがお勧めです)

マッサージベッドのテーブルトップの裏にある蝶つがいの所をご覧ください。リクライニング機能付きのベッドの場合は、リクライニング部の蝶つがいもチェックして下さい。

1.蝶つがいの所のネジが弛んでいないか?ドライバーで、一つ一つネジを締めて下さい。
(ノマドの製品はカナダ製のため、四角い先端のドライバーで締めるネジがついていますが、まず緩むことはありませんので、ここは省略して大丈夫です)

2.お手持ちのミシン油などの潤滑油やキャリアオイルを少量手にとって、蝶つがいに塗ります。その際に、蝶つがいをはみ出て、木の部分にオイルが付かないようにご注意ください。

蝶番の間のリング状の間から中のピンにオイルが行き渡るような感じで、オイルを塗るようにしてください。

1ヶ所ずつ丁寧に塗っていきます。

直接オイルを差す場合は、つけすぎないように注意してください。指で塗っていくのが望ましいです。
スプレー式の潤滑油を差す場合、そのままシューっとスプレーでオイルを差すとつけ過ぎになり、ノマドの製品の場合は蝶つがいの裏側はビニールレザーで被覆してありますので、付けすぎるとレザーにオイルがついて劣化したりベタベタしますのでよくありません。

※オイルが蝶つがいを留めているネジにつかないようにくれぐれも注意してください。

3.オイルをつけたら、隙間からはみ出ている余分なオイルをティッシュや要らない古布とかで拭き取ります。

4.蝶つがいの中にオイルが行き渡るよう、マッサージベッドを開閉するように10回程度動かします。写真のようにパタパタと開いたり閉じたりを繰り返します。

そのまま、1晩ベッドを立てた状態で置いて下さい。

そうすると、翌日には軋み音がしなくなります。

オイルの量はほんの少量で構いません。クレ556のようなスプレータイプの場合は、一度指につけてから塗るのをお勧めします。
少しの量でもしばらく置くことで驚くほどうまく軋みを解決してくれます。マッサージベッドの中央付近からの軋みが気になる方はぜひお試しください。
ノマド社製のマッサージテーブル以外の他のメーカーの製品でも蝶番の金属が擦れることによる軋み音対策には有効です。

この方法を試しても、軋み音が解消がされない場合は、軋み音などが発生する箇所を特定し、対策をする必要があります。
マッサージベッドを広げた状態で上に人に乗ってもらって音がするのを確認し、もう一人別の人がマッサージベッドの下にもぐりこんで、フレームと脚の木を押さえたりしながら音が出る場所を見つけて対処します。


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