マッサージベッド(マッサージテーブル)各社の部品でわかる違い。

前回の記事でノマドのマッサージテーブルに使用されているネジのお話を書きました。
ネジのことを色々と調べていたら、他社製のマッサージベッドの部品も気になり、比較してみることにしました★
ノマド社のほかに、有名どころとしてアースライト社と、MT社を比較してみようと思います!

まず、マッサージテーブルの脚の付け根の部分、ベッドの四隅に使用されているボルト比較です。
場所は丸印の位置です。
左からノマド社、アースライト社、MT社です。

ここに使用されているボルトを比較してみましょう。
ノマド社がダントツで太く、13ミリの太さを使用しています。(アースライト社とMT社は11ミリ)
ノマドだけボルトの溝が半分しかありませんね。
これは、半ねじと言って、木に開けた穴の中をボルトが通るわけですが、ベッドの脚の可動によって穴の中が削れてしまわないようになっています。
先端の溝でガッチリとホールドしますが、脚の開閉による摩擦をなくすためにこのボルトが使用されています。

ボルトの頭の部分です。

そして次に、ワイヤーとワイヤーの接続部分に使用されているボルトです。
丸印の部分が該当の箇所です。
左からノマド社、アースライト社、MT社です。

こちらは大体みな同じくらいですね。

面白いのが、上から見た時にネジ山がそれぞれ違うということです。

増子社長に聞いてみたところ、ノマド社は四角形、アースライト社は日本でも使用されているネジ山、そしてMT社は星型とのことでした。
  

ちなみに、ノマドPROやノマドSPAなどの上位モデルになりますと、ワイヤーとワイヤーの接続部分に使用されるボルトが変わります。
トラペズという特許取得の技術が組み込まれており、この長い金属の棒は実はボルトなのです。
分かりやすいように、見本のトラペズを並べて撮影しています。
これが入ることで強靭な安定感を生み出します。
この堂々たる風格、なんだかこれまで登場してきたボルトが赤ちゃんに見えてきますね。笑

そしてワッシャーも比較してみました。
残念ながらMT社のものはありませんでした。
写真上がノマド、下の指で持っているものがアースライト社です。
ノマド社のワッシャーは圧倒的に厚みがありますね。

ラベンダーヒルではマッサージベッドの張替えも行っていて、よくアースライト社のベッドを分解するのですが、
ワッシャーがネジの圧力と摩擦で割れていることがよくあります。
その点、ノマド社はそのような心配がありませんね。

いかがでしたでしょうか。
普通にマッサージベッドを選ぶ際にはそこまで意識しないと思いますが、見えないところにこそ違いが出てきます。
ラベンダーヒルのブログをよくご覧いただいているお客様にはお馴染みですが、値段の違いは材料のグレードの違いです。
お値段以上はあり得ません。お値段通り、または安かろう悪かろうです。
このブログをお読みいただき、なぜそのマッサージベッドがその価格なのか考えてみるきっかけになったら嬉しいです。

※MT社はフォンタナやシアナなど日本で販売されているOEM商品です。

ラベンダーヒル 坂本


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